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イベントレポート

子育ておうえん講座~赤十字幼児安全法講習「こどもに起こりやすい事故の予防と応急手当」~

2018年3月20日

子育て中に"ヒヤリ"とした経験を持つパパ・ママは多いはず。
"万が一、事故が起こってしまったら、何をしてあげたらいいの?"
そんな、誰もが感じたことのある不安を幼児安全法指導員優しく解消してくださいます。

今回は日本赤十字社大阪支部 幼児安全法指導員の沖田氏をお招きし、子どもに起こりやすい事故の予防と応急手当について、実技を交えて講習していただきました。

開催日:2018年1月28日(日)
時間:10:00~12:00
場所:サポートやお
講師:日本赤十字社大阪支部 幼児安全法導員

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できれば苦しい思いはさせたくない。なにより「予防」が大切です。

まず初めは教本を使って、みんなで座学です。
子どもに事故が起こりやすい原因を、子ども特有の身体の特徴から説明していただき、子どもに対する理解を深めます。例えば、溺水。浴槽などの水中に落ち込むと、なかなか自分では起き上がることができません。子どもの場合、コップ1杯の水でも、溺水事故が起こり得てしまうのだそうです。

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そして、沖田指導員は言います。
「応急処置の仕方を覚えることも非常に大切だけれど、それよりも大切なことは "事故を予防すること"。痛ましい事故なんて起きない方がいいですよね。しかし、子どもは大人と違って、自分で予防することができません。だからこそ、周りの大人に予防の大切さを知ってもらいたいです。」

このあと、熱中症や窒息など具体的な事故の予防方法を教えていただきました。

子どもの死亡原因として常に上位に挙がる、といわれる、「不慮の事故」。
私たち大人が第一にすべきことは、"大人が目を離しても安心な安全環境をつくること" ですね。

正しく知りたい!"子どもの事故"のおうちケア。

次に、万が一事故が起きてしまった場合の応急処置について学びます。

キズ、頭部のケガ、骨折(固定)、脱臼、捻挫、熱傷、異物の誤飲・誤嚥、溺水、熱中症、鼻血など、子どもを取り巻く危険はさまざま。
それらの危険について、処置の際の注意点、状態の危険度の計り方などポイントを押さえて学習していきます。

例えば、誤飲。

中毒症状を引き起こすものを誤飲したときは、中毒110番などに連絡をし、指示を受けます。
その際、飲んだものの名称や量、成分などを慌てずにしっかり伝えること。
特に、成分表などがあるものは病院に持参するとよい、など役立つ知識をたくさん教えて頂きました。

参加されていたお父さん、お母さんも教本にマーカーを引いたり、〇で囲ったり真剣に耳を傾けていました。
正しく適切な知識を"少し"持っておくこと。
いざという時、このことが私たちにちょっとした余裕を作ってくれるのかもしれません。

「痛かったね」のひとこと。それだけで、子どもにとっては"スーパーヒーロー"。

講習の中で、沖田指導員が応急処置をするうえで大切なポイントを教えてくださいました。
「まず大切なのは、初めに"大丈夫?すぐ血を止めてあげるからね"などの優しい声かけをしてあげること」。

「きっと私たち大人でも同じことだと思うんです。例えば、自分が大きなケガをしたとして、動揺されるより、穏やかな表情で「大丈夫ですよ」と言ってもらえた方が、ケガで動揺した心が休まると思いませんか。子どもの場合は、大人よりも、もっともっと不安を感じています。最初に対応に当たってくれる大人が堂々としていてくれる。それだけで、ずいぶんと安心できるんです。
やってあげることは何も大きなことじゃなくて構わない。声をかけてあげることも大切な応急手当なんですよ」。

「"なにかしてあげたい"を形にするための勉強なんだと思います」。

座学を終えたら、実際に応急処置の練習をしてみます。
はじめは、止血の方法として最も有効といわれている、直接圧迫止血です。

可能な部位であれば、手を組んであげると、より強く、均等な力で圧迫できるそうです。

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指導員のデモンストレーションを見た後は、みんなで実践です!

このあと、手の甲のケガ、頭のケガの処置、骨折時の処置の仕方などをどんどん実践していきます。

■けがの手当て(手の甲の怪我)

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■頭のケガの手当て

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ストッキングがない場合は、ハンカチの代用も可能。

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■骨折の応急処置

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「子どものためになにかしてあげたくても、知識も技術もなかったら何もしてあげられない。でも、少し知識があれば、オロオロするだけじゃなくて手を差し伸べてあげる勇気、ちょっとした行動が生まれると思うんです。この講習は「何かしてあげたい気持ち」を形にするための勉強なのかなと思います。
完璧にしなきゃという気持ちは必要ありません。これならできるというものを1つ持って帰って頂けたら、と思います」。

みなさんが実習に取り組まれる姿はまさに真剣そのもの。
みなさんの"なにかしてあげたい"の気持ちが会場中に溢れているように感じられました。
たった少しの知識が、その気持ちを行動へと後押ししてくれるのかもしれませんね。

ちょっと勇気がもらえる気がするこの講習。
みなさんも一度、のぞいてみませんか。

参加者の声

  • 自分の子どもがいざ事故となったらパニックになると思うんです。講習を受けて準備をしていてもやっぱりパニックにはなると思うけど、勉強しておけば多少の心の余裕は出来るかなと思いました。
    やけどや誤嚥などは遭遇しやすい場面だと思うので、対処法を知ることができてよかったです。うちに帰ったら、まず予防から始めようと思います。

  • うちは子どもがふたり。上の子が飲んだペットボトルのキャップを下の子が口に入れて窒息しそうになっていること、ティッシュや紙類を口に入れてオエッとえずいていたりすることなどは頻繁にあり、ヒヤリ体験の連続です。子どもはなんでも口に入れちゃうので...。
    応急処置や事故予防の方法はネットで勉強していたけれど、なんとなくで曖昧だった知識を改めて学び直せたので、少しだけ自信がつきました。

  • 子どもが1歳になり、今後なにかあった時に対処ができるようにと講習を受けました。
    これまでは何も考えずに手当をしていましたが、処置方法の理由や意味をきちんと学べた点がよかったです。

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