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イベントレポート

子育ておうえん講座『知ってて良かった〜子育てファミリーの防災知識〜』

2011年12月26日

年2回、子育てファミリー向けに開催している「子育ておうえん講座」。今回のテーマは「子育てファミリーの防災知識」です。

東日本大震災の映像を見て、地震などの自然災害に対する不安が大きくなった方も多いのでは!? 災害が起きたとき子育てパパ・ママとして、"いざという時にどう行動するの?""普段から何ができるの?" 今回は、知っているようでなかなかできていない防災・減災への対処法について、防災士の木村郁夫さんに講演していただきました。

開催日/2011年11月22日(火)
時 間/午前10時~11時30分
場 所/八尾市社会福祉会館 1階会議室
主 催/八尾市こども未来部保育課 子育て総合支援ネットワークセンター「みらい」


event_20111226_01.jpg講師プロフィール

防災士 木村郁夫さん
1957年生まれ。

  • 資格
    NPO日本防災士機構防災士
    (財)日本消防設備安全センター 自衛消防業務講習修了者
    大阪市消防署 防災管理講習修了者
    大阪市消防署 甲種防火管理講習修了者
    (社)日本建築ブロック工事業協会 ブロック塀診断士
  • 社会貢献
    岸和田市「協働のまちづくり」事業者バンク登録
    岬町「ゆめ・みらい」サポート事業制度登録
    大阪府土木事務所防災ファシリテーター登録

自分が助からなければ、子どもも助けられない

event_20111226_02.jpg2011年3月に起きた東日本大震災をはじめ台風、大雨、洪水と自然災害の多かったこともあり、防災への関心は高く、会場には約20名の子育てママさんが参加されました。

冒頭、阪神淡路大震災の際の救助について触れ、消防や自衛隊など"公"に助けられた人は1割しかいないことを紹介。集まったママさんに、「自分が助からなければ、子どもも助けられない」「他人任せではなく自分の問題として、危機意識を持って防災対策に取り組んでほしい」と熱く語られました。同時に、東日本大震災の悲惨な写真も紹介され、多くの子どもが犠牲になった話しになると、ママさんの視線はその写真に釘付けとなりました。

いつ起こっても不思議でない大地震。防災対策は差し迫った問題

event_20111226_03.jpgその後、災害から身を守るために、まずは敵(地震災害)を知りましょうということで、地震とは何か、日本に地震が多い理由、地震発生のメカニズム、海溝型地震と内陸活断層による地震、震度とマグニチュードの違い、地震はいつ来る?など、地震についてスライドを用いてわかりやすく説明していただきました。 特に大阪に住む私たちに直接関係する東海・東南海・南海地震が、今後30年以内に発生する確率は60~70%であること、さらに大阪には阪神淡路大震災を引き起こしたような活断層がたくさんあり、大地震がいつ起きても不思議ではないことをお聞きし、皆さん驚くとともに防災対策は差し迫った問題であることを認識されたようでした。 ここで、万一を想定して作られた八尾市防災マップおよび避難所マップを紹介。しかし木村さんは、非難する場合は一番近いところが良いとは限らないと指摘。避難所へ行く途中に危険はないか、行った避難所に何があるかを確かめておくように。例えば、子どもにアレルギーがあるなら、対応できる避難所に行くべきとアドバイスをしていただきました。

地震が起きたときにどうする?

次に、地震が起きたときにどうするかを場所・状況別に紹介。家ではマンションなら脱出口となる玄関ドアの変形が懸念されるので、余裕があればドアを開けること。台所では、ガスは自動的に止まるので揺れがおさまってから止めてOK。地下街では津波が来るまでに脱出しビルの5階以上に逃げる。デパートや映画館ではパニックを起こさないことが大切。その他、街中(ビル街)で、乗り物で、エレベーターで、海岸にいるときなど、それぞれの場合について、とるべき行動を説明していただきました。 そう、地震が発生するときは、家にいるとは限りませんからね。いずれもナルホドという内容で、皆さん納得されたご様子でした。

わが家の防災対策はどうするの?

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そして最後にわが家の防災対策について。わが家の普段の対策はさまざまありますが、時間も少なくなってきたので特に家具の転倒防止、持ち出し品の準備について紹介いただきました。 実験施設において大地震でマンションの部屋の家具がどうなるかを再現した映像を放映。たんすや書棚が倒れ、テレビや冷蔵庫が飛び交うすさまじい光景を見て、転倒防止器具でしっかり止めること、ドア付近や寝室にはできるだけ家具を置かないことの大切さを再認識させられました。 非常持ち出し品については、「あったら便利な物」ではなく「無くては困る物」という視点が大切とのこと。さらに避難時にすぐに持ち出すべき「1次持ち出し品」と、避難後自宅へ戻って持ち出したり、自宅で避難生活を送る上で必要となる「2次持ち出し品」の2段階で設定したチェックリストを紹介。チェックリストが配られると、皆さん食い入るように見つめていらっしゃいました。講師の木村さんは、チェックリストはあくまでも基本。「わが家にとって」という視点でリストを作り直してほしいと補足されました。この他、停電対策、災害に警報音、災害用便利グッズ等々と話は尽きません。災害時の伝言ダイヤルのお試し、防災情報メールの登録もしておいた方が良いですよとおすすめいただきました。

予定していた1時間半の講演時間があっという間に過ぎるほど、皆さん真剣に聞き入っておられ、たいへん有意義な講演となりました。講演終了後も残って講師の木村さんに質問される参加者も何人かおられ、防災への関心の高さを改めて実感しました。

講演会に参加してみて

  • 「東日本大震災があって防災については常々気になっていて、知ってて損は無いと思って参加しました。チェックリストは役に立ちそうです」とHさん。
  • 「講演中は子どもを預かってくれると聞いたので参加しました。育児に追われ、防災の知識を独学で得るのはたいへん。こういう機会があると助かります」とKさん。
  • 「防災袋を買ったけどそのまま。講演はたいへん役に立ちました。まずは身近なところから。懐中電灯のチェックから始めたいと思います。」とDさん。

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